さよならスキーマ

音楽の感想や日々の話など

2023年私的ベストソング10選

今年もたくさんの素晴らしい音楽に出会うことができました。

昨年末も書きましたが、2023年リリースの楽曲のうち、個人的に感銘を受けたものを挙げていきます。オールジャンルの中から10曲です。

 

1.『EUNOIA』 Billlie

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一曲目はK-POPから。幻想的な雰囲気を漂わせながらも、フューチャーファンクのような太いベースとドラムが非常に聴きごたえがあり、絶妙なバランスを保った楽曲。ラスサビ前のミステリアスな響きのコーラスワークが耳に残り、何度も聴き返していました。

 

2.『宝探しの罠』市川空

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7拍子を基調とした、遊び心を詰め込んだジャズポップス。中盤の、Giant Stepsを彷彿とさせるアンサンブルからめまぐるしくビートが変化していく様は圧巻です。Jacob Collierや長谷川白紙が好きな方にはぜひ聴いてもらいたい。

 

3.『SparkleHYNGSN

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韓国のR&BシンガーHYNGSNのダンサンブルな一曲。ベースがとにかく心地良い!音価やビブラートがいちいち絶妙でクセになります。全体としても肩の力の抜けた洒脱な雰囲気が漂っており、魅力の詰まった曲になっています。

 

4.『SevenJUNG KOOK & LATTO

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ハンソヒ出演のMVがめちゃくちゃ好きで、そのイメージにかなり引っ張られているかもしれませんが(笑)、大好きな曲です。
シリアスでロマンチックなテーマの中に、少しコミカルさというか、愚直さから生まれる可笑しさようなものが漂っており、その雰囲気がクセになってリピートしてしまいます。
また、展開がコンパクトで聴きやすいところも魅力の一つかと思います。イントロが短かったり、1サビが一回しであっさり終わったりと。

 

5.『若我告訴你其實我愛的只是你』9m88

若我告訴你其實我愛的只是你

若我告訴你其實我愛的只是你

  • 9m88
  • R&B/ソウル
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

台湾のR&Bシンガー9m88が、チャン・ユーシャンの楽曲をカバーしたもの。トランペットに黒田卓也をフィーチャーしており、全体としてホーンセクションに軸を置いたジャジーな曲調になっています。9m88の優美な歌声とテクニカルな演奏がマッチしており、非常に完成度の高い一曲です。

 

6.『OMGNewJeans

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今年の初頭はDittoとOMGばかり聴いていた記憶があります(笑)
キャッチーなサビのメロディーももちろん素敵ですが、ビートアプローチが多彩で何度聴いても飽きない点がこの曲の魅力だと思います。
単純なトラップやジャージー風のビートに帰結せず、後ろで複数の鳴り物がリズムを刻んでいるのが、聴いていて非常に楽しい一曲です。

 

7.『namesake』Noname

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シカゴのフィメールラッパーNonameの新アルバムから。グルーヴィーで太いベースの上で、熱を帯びながらも非常に緻密なラップが楽曲を構築していきます。特定のアーティストを批判するようなラインも伴い、独特な緊張感のある一曲です。

 

8.『札』君島大空

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アルバム一曲目、このゴリゴリのギターを聴いて昂ぶらずにはいられませんでした。君島大空の儚い歌声と激情的なギターサウンドが調和し、感情がかき乱されるような楽曲です。ライブ行きたい。

 

9.『唱』ado

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Ado×Giga×TeddyLoidという、間違いないであろうメンバーによる一曲。
ネットミュージック発の過剰さというか、良い意味でのガチャガチャ感のある曲を、Adoが唯一無二の歌唱力によって完璧に仕上げているような印象です。特に2番のタブラ(でしょうか?)とのユニゾンは圧巻。

 

10.Super BallTOMOO

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本当に素晴らしい曲だと思います!
静かな立ち上がりから、徐々に上がっていくボルテージ、そしてしなやかな歌声と奥行きのあるバンドサウンドがこれでもかと盛り上がりを見せていき、ラスサビで最高潮を迎えます。力強い歌詞に後押しされながら、まさしくスーパーボールのように飛び上がっていくような一曲です。
演奏には、CRCK/LCKSの小西遼や越智俊介が参加しており、グルーヴに満ちた豊かなアンサンブルとなっています。

 

 

以上、2023年私的ベストソング10選でした。2024年もたくさん音楽を聴いていきたい。お読みいただきありがとうございました!